N響コンサート2
さて、ベートーヴェンの三重協奏曲ですが、主役が三人。
で、演奏時の配置にすこしびっくり。
「フィデリオ」の後オーケストラの前に
ピアノを移動配置するのですが、
普段指揮者が立つ位置、ど真ん中です。
しかもピアニストの座る方向は聴衆とおなじ。
ピアニストは完全に聴衆に背を向けることになる。
ひょっとして「弾き振り」?と思ったが
ピアノのマルティン ヘルムヒェンは指揮経験はないはず。
向かってピアノの左にヴァイオリンのヴェロニカ エーベルレ。
右にチェロの石坂団十郎が位置する。
では指揮者ロジャーノリントンはどこに立つのかな?。
ピアノの右前のなだらかなくぼみに立ち、左斜めをむいている。
第一ヴァイオリンとビオラ、チェロの半分ぐらいまでは
何とか確認できるが、第二ヴァイオリンには完全に背をむけている。
普段演奏中、指揮者の背中しか見えないが、
この時は指揮者の顔左半分がみえる。
ノリントンは人懐っこく、茶目っ気たっぷり。
演奏後も笑いを取ろうとする。
大阪に拠点を置けばよいかも。
ヘルムヒェンと団十郎はよくコンビをくむようです。
6~7年前だったと思うのですがTVの「題名のない音楽会」で
初めて石坂団十郎の演奏を聴きました。
こいつは只者ではない。
こんな日本人いたのかと思った記憶があります。
日本人の父、ドイツ人の母のもと、
ドイツを拠点にヨーロッパ各地で活躍しています。
日本語はあまり得意ではないようです。
スチーブン イッサーリス 、
マリオ ブルネロ、
ミッシャ マイスキーとならぶ私注目のチェリストです。
(ヨーヨー マさんも良いのですが、あまりの人気にちょっとひいてます。)
最後にヴェロニカ エーベルレの
澄んだヴァイオリンの音色はすばらしく期待の若手です。
(明るいグレーのドレスがよく似合っておりました。
おじさんは恋をしてしまったようです。)
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