リフォームに対する想い６
実はこういう患者さんがいらっしゃいます。
この方は20年来当院に通院されていますが、
最近お体があまり良くないので大きな病院に入退院を繰り返しておられます。
この方女性なんですが、ご主人がしっかりしたかたで、
いつも当院に毎回毎回自動車で送り向かいされていて、
体が不自由なのでかなり介助しながらじゃないと来院できない状態です。
この患者さんは、最終的に最後までおいしい食事をしていただきたいし、
しっかりした歯の状態を維持していただきたいと強く願っています。
入院して居る時も、退院して体調が悪くなった時も、
ものすごく徹底的にしっかりしたブラッシングをされています。
当院で3か月に一度メンテナンスさせていただいていますが、
歯石も残らず、徹底して綺麗な歯の状態を維持されています。
本当に頭が下がります。
この方、実は癌なんですけど、体が不自由な状態である事を考えても、
通院するのはものすごく負担になることですし、
それをサポートするご主人にもすごく負担がかかっています。
私は、この患者さんにはジルコニアという歯を入れさせて頂いているのですが、
当院ではジルコニアが素材的にも人体に一番良いと言われている最高の先進医療です。
その患者さんからいわれました。
「私は癌でもう何年も先進医療のお世話になっています。ですから、
歯の治療も先生が自信を持ってやっている最高の物を私にも入れてほしい。」
とおっしゃったんですね。
私は一つだけ約束して頂きました。
「この歯を維持するには、必ず3か月のメンテナンスに来ないと
しっかりした状態を維持できません。なので定期メンテナンスに来れますか？」
というお話をしました。
お体の調子も悪かったのでそんな事を強要するのはすごく恐縮だったのですが、
その方の歯を守るためには絶対必要だと、私は考えました
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